高嶋町 学習会

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11月4日(火)高嶋町学習会を行いました。今回で比延地区最終の学習会となりました。

「部落の歴史」という人権啓発推進ビデオを鑑賞しました。

中世時代から被差別民は「非人」と総称され、人々の生死に関わる「穢れ(けがれ)をとる仕事=仏教の教えに反する残酷な行為」を仕事としていたために、周りから特別視されていくようになりました。江戸時代に入り、身分が固定されたことでさらに差別が厳しくなっていき、幕府は権力を保つために被差別身分の人々の行動を、今まで以上に規制するようになりましたが、これに対して、一揆を起こし差別的な政策の撤回を勝ち取るということも起こりました。ビデオを通して、部落差別は江戸時代の身分の固定化からではなく中世からの差別がその源流になっていて、現代でも残っているということがわかりました。部落の人たちが担っていた仕事は、穢れたもの・危険で汚いものと思われてきましたが、現代社会における私たちもそういったマイナスの部分を部落の人々に押し付けるのではなく、『自分自身の人としての問題』であると受け入れていくことが大事だと学びました。

ビデオ鑑賞の後、参加者の方から意見をいただきました。

  • 今も差別があるのは事実。 身近にも差別事件があった。

  • 会社の啓発活動で部落地域に住みたくないという発言を耳にしたことがあり残念に思う。

  • 身分の固定化から部落差別が残ってきているので行政でしっかり対策をし差別がなくなっていくことを願いたい。

  • 部落差別よりも今身近に起きている、いじめや虐待などの問題が大事だと思われていて、同和問題が残されがちになってきているが、決して忘れてはいけない問題の一つであると認識して今後考えていきたい。

そして、結婚問題について、「部落出身の人であっても、その人を一人の人間として人柄を認め、結婚を賛成してやりたい。」という前向きな意見が聞けました。

近年でも差別問題として、落書きやいじめなどがあり、また情報社会に入りインターネットを使って悪質な行為をする事件が後を絶ちません。「部落の歴史」を学び差別の根源を知ることで今後の様々な人権問題に立ち向かい、一人一人が自分の意識を問い直すことで、これからの活動がいかされていけばいいなと思いました。最後に比延地区のたくさんの方々に町別学習会に参加いただき、お会いできて元気を頂きました。ご協力ありがとうございました。