比延地区人教 比延町人権学習会

10月17日、比延町公民館において町別学習会が行われました。
1 あいさつ 比延町 廣田区長
2 テーマ設定の理由と講師紹介 藤原推進員
3 講演 講師 兵庫県人権教育研究協議会 後藤 みなみ(王 淑麗)さん
「多文化共生社会をめざして] ~私の中の台湾と日本~

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講師の後藤さんは、台湾の台南でお生まれになり、26歳の時来日されました。山一証券に勤務され、その後日本人と結婚されました。旦那さんは、西脇市出身の方だそうです。旦那さんと自給自足農業をめざして宮古島で子育てをされたそうです。関西弁がとてもお上手で、何より明るくバイタリティーあふれるお話に引き込まれました。そのなかでも日本国籍を取得された時のことや台湾の中国との関係のお話は、考えさせられるものがありました。特に印象に残ったことは、日本に来られて初めて台湾のことで分かったことがあるということでした。日本が台湾を統治していた時代のことや二二八事件のことなどは教えられていなかったそうです。そして、台湾の人たちがなぜ親日的であるのかというと、台湾統治時代に日本人が中心となってインフラ整備をしたり、日本の教育を持ち込み、日本文化や思いやりやおもてなしの心を広めたからだそうです。日本と台湾は、つながりが大変深いということを改めて知ることができました。

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これからもますます外国人労働者が増えグローバルな社会になっていく中で、多文化共生のまちづくりが必要だと感じました。そのために、自分の国を知ること、周りの人(外国の人をふくめ)に興味をもち、まずはあいさつから交流をしていきたいと思いました。

4 謝辞 永尾推進員

5 閉会あいさつ 萩原副会長