第13回黒田庄地区文化祭ふれあいの歩み講演会
日時 2025(令和7)年12月7日(日)9:30~11:30
会場 黒っ子プラザ2階ホール
内容 ⑴人権作文朗読 「小さな行動」 桜丘小学校6年 荻野亘流さん
「私たちに何ができるだろうか?」 楠丘小学校6年 中垣陽愛さん
「犯罪を減らすためには」 黒田庄中学校3年 吉田姫莉さん
⑵講演「子どもたちの目にうつる戦争~『我が家の新聞、当時の日記』を読んで~」
講師 木村浩一さん(加古川市立尾上公民館長)
会のはじめに、今年の人権作文から、黒田庄地区内小中学校3校の代表として、上の3名の小中学生のみなさんに人権作文を朗読していただきました。どの作文にも、ひとりひとりの思いが込められ、堂々と朗読してくださいました。子どもたちの作文に毎回感心させられますが、その子どもたちの学びを支えてくださっている学校の先生方の努力にも敬意を表したいと思います。
講演では、戦後80年にあたって、「戦争と人権」をテーマに、加古川市立尾上公民館長の木村浩一さんをお招きして、木村さんが小学校教諭の際に出会われた、終戦当時13歳の少年がつづった日記と父にあてた家族新聞を紹介いただきました。日記は、終戦前から終戦後まで1年余り毎日書きつづられており、戦時中の日々の生活が、少年の目を通して見ることができました。書かれている内容は、朝昼晩の食事の内容と家族の様子、親せきや近所の人との物のやりとりがほとんで、少年の思いは一言もありません。また、新聞の戦争記事の見出しを毎日記録しており、戦勝を祈ることが、その少年の唯一の希望に見えました。自分の夢や希望を持てない、言葉にできない、当時の子どもたちの姿に「戦争」のむごさ、悲しさを感じました。
戦後80年を迎え、戦争体験を直接耳にできる機会がなくなりつつあります。この少年のような思いをこれからの子どもたちにさせないために、このような貴重な戦争の話を、次の世代に語り継いでいくことが、「戦争を知らない子供たち」と言われた私たち戦後世代の責務と思える機会となりました。



