2024年度 比延地区 市外研修

6月29日(土)、比延地区人権教育協議会の市外研修で大阪の堺市人権ふれあいセンター『舳松人権歴史館』へ行ってきました。

総勢26名で、梅雨真っ只中にもかかわらず好天に恵まれ、とても有意義な研修が出来ました。

バスがセンターに着くと、職員の方2人が出迎えてくださいました。先ずは研修室で、堺市の被差別部落「舳松」の歴史と暮らしについてお話を伺いました。その中で、なぜ今もなお差別が残っているのか、私たちはどうしていけば差別がなくなっていくのかということを教えていただきました。その後、館内の展示を見学しました。舳松の同和対策が行われる前の暮らしや仕事など当時の状態を実際に再現してあり、舳松の人々が厳しさの中でもたくましく生き抜いてこられた様子がよく分かりました。

昼食の後は、2019年に世界遺産に登録された百舌鳥古墳群とさかい利晶の杜を3班に分かれて現地ガイドの方に案内してもらいました。豪商の町として有名な堺の歴史や文化に触れ、楽しい見学となりました。

心配していた天気にも恵まれ、バスの中では皆さんに自己紹介をしていただいたり、恒例の〇✕クイズや、萩原さんによるじゃんけんゲームで盛り上げていただいたりして親睦を深めることができ、良い市外研修となりました。ふれあいセンターで教えていただいた、差別をなくすための「人を尊敬する」「正しい知識と情報を得る」「お互いに交流する」が今日一日の研修旅行で実践できたのではないかと思います。