7月9日 比延地区人教 第3回定例研修会
1 あいさつ 村井会長
今日は,耳に障害を持った方からお話を聞きます。私たちが今まで知らなかった事や,私たちに知らせたいことなどを話していただき,しっかり学びましょう。そして,みんながより住みよい町になるよう,今日学んだことをみんなに広げていきましょう。
2 講 演 講師 聴覚障害者協会 丸山昭彦さん 豊美さん(手話サークル)
丸山昭彦さんは,1歳のころ風疹にかかり,その後から耳が聞こえなくなられたそうです。その後,高校生になり手話で話をするようになるまでは,友達とも先生とも話が通じず大変苦労されたようです。手話という言葉を獲得された昭彦さんは大変楽しい高校生活を送ることができたと話されました。しかし,就職して社会に出ると,手話という言葉が通じる人は少なく,また苦労が始まりました。それでも諦めず仲間を増やし、豊美さんという素晴らしいパートナーにも出会われました。
豊美さんからは,聞こえる人と聞こえない人との生活上の違いなどを,エピソードを交えてお話していただきました。常に笑顔で楽しそうに話される様子から,幸せなお二人の毎日が目に浮かんできました。
つらい日々をたくさん過ごしてこられた昭彦さんですが,〝聞こえないことは,不便ではあるが不幸ではない″と言い切られます。これは,聴覚障害者協会の人たち皆さんが思っておられることのようです。
明るく力強く生きておられる丸山さんのお話を聞き,感動すると同時に自分の生き方を顧みずにはいられませんでした。また,言葉が通じ思いが伝わり合うことの大切さを改めて感じました。
3 手話体験 社会福祉課 手話サークルの皆さん
小グループに分かれ,あいさつや自分の名前など,グループごとに手話サークルの方に入っていただき,簡単で基本的な手話を丁寧に教えていただき楽しく学ぶことができました。
4 謝 辞 寺根推進委員
丸山昭彦さん,豊美さん,そして手話サークルの皆さん、ありがとうございました。この日感じたことや学んだことを忘れず、これからの生活の中で生かしたり,地域の中に広げたりできるように努めたいです。