【報告】2023(令和5)年度「人権文化をすすめる市民運動」推進強調月間 重春地区講演会

2023(令和5)年8月29日(火)18時30分より茜ヶ丘複合施設Miraieにて開催されました。

1 開会
2 市民憲章朗唱                                                               
3 重春地区小学生による人権作文の朗読
4 講演 『性の多様性から「じぶん」について考える』
     誰もが排除されない社会をめざして子どもたちとの出会いからみえてきたこと
  講師 にじいろ i-Ru(アイル)田中一歩さん 近藤孝子さん
      ともに公立保育所の保育士として長年勤められました。公立保育所を退職
      された後、ふたりで待機児童解消のための保育ルームを開設され、6年間そ
      の運営に尽力されてきました。その後、モノづくりをしたり、絵を描いたり
      しながらの生活を始められ、自身の経験をもとに、絵本「じぶんをいきるた
      めのるーる。」を発刊され、この絵本を子どもたちに届けるため 2015年1月
      にじいろi-Ru(アイル)を立ち上げられています。現在は、セクシュアルマイ
      ノリティとされている子どもたち、またすべての子どもたちに「じぶんまる!」
      を届けるため、様々なところで活動を展開されています。
5 閉会

 小さい頃から生活の中でお互いの違いを大事にできる声かけや取組みをしていくことが大切だと感じました。性はすべての人にあるものなので、自分に重ねて考えやすい反面、社会の「当たり前」(「性は多様である」ことが理解されないまま作られた制度や決まりがたくさんあります)が根強く、他人事になりやすい面もあります。
 私たちも講演を聴いて、性を考えることを通して、自分のことを考えたり相手の気持ちを想像したり、存在を否定されている人がいないかを考えるきっかけにしたいです。小さいうちから「性は多様である」ということを当たり前に身につけていくこと、保育や教育の役割は大きいと思います。