鹿野町 町別学習会
秋晴れの良いお天気に恵まれている中、巷ではデーター改ざんなどの信用にかかわる大きな問題が起こり行く末が案じられます。
10月23日(金)鹿野町町別学習会を行いました。
最初に大前会長より「今こうしている間にも地球の裏側では紛争が起きており、人の命の大切さを考えさせられます。どんな方にもそれぞれ人権があるので、今日は落語を通して改めて自分なりの人権を学んで帰っていただきたい。」と挨拶がありました。
次に『人権落語』という演目で近藤文好さんに講演をしていただきました。落語には300~400年の歴史があり「笑い」というもの、その意味について学びました。そして桃太郎の落語にある父と子の関係(子どもたちに堂々と最後まで自分の思いを伝える)という親子の関係を例に人権学習をするうえで大切なことは何かという事を学びました。
- 人権に取組むということは人間関係を作っていくという事であり対人関係を鍛えていくことが重要である
- しがらみの世界には理屈が通用しない
- 自分自身の生き方を考えていくことの大切さ
- 多くの啓発・研修活動に参加する(住民学習)
- 『言葉のキャッチボール』→「言葉のドッジボール」にならないように各家庭で話し合いが大切である
近年ではスマホやTVゲームなどにより家庭内でも会話をする機会が減ってきているので、きちんと話し合える環境を作り、人の意見を聞き人と人との考えの違いを知ることも大切であると教えていただきました。時代とともに人権に関する課題が大きく変わりつつありますが、人権に対する考え方の基本は変わらないものであり、改めて大切さを感じられる学習会でした。