比延地区人教市外研修
平成30年6月30日(土)
岡山県へ市外研修にいきました。
【 岡山市人権啓発センター(講義 講師 高見豊彦氏)】
【 渋染一揆資料館(見学)】
【 サッポロワイン岡山ワイナリー(見学試飲)】
◎渋染一揆のお話は沢山勉強になりました。
講演では、
★渋染一揆のおこり 1856年~
★渋染一揆のあらまし 時代の背景~
★きっかけ~
★経過~
★結果など
高見さんのお話はとても丁寧で、分かりやすく聞かせていただきました。岡山藩の差別対策に対して、当時の皮多身分とされる人々が平等思想に基づき、強訴という手段で団結して戦った画期的な一揆である事がわかりました。人間が生活して行く中でとても大切で重要な食べ物や着る物、そして、住む所まで規制されていたことにとても驚きました。皮多身分の者には一般農民の「御触書」とは別に、余計に5ヵ条の「別段御触書」を出され、身を切られる思いがあったようでした。村人達が何度も話し合いをして強訴へと、命までかけて決意されたことはただならぬ思いでもあると感じ取れました。かっての優秀な指導者の「米を作れ・学問を学べ」と言われた教えをもとに、一致団結した行動力と連帯感で「人間の尊厳」を守り抜いたこと、平等を訴え、そして、成功へと結びつけ権利を勝ち取ったことの素晴らしさには、心揺さぶられる思いがしました。想像を絶するようなお話を聞かせて頂き、.また沢山の資料を観てとても多くのことを学ぶことができました。 まだまだ部落差別が存在する以上、歴史に残る渋染一揆はとても重要な事件として受け継ぎ、次の世代えと伝えていかなければならないことの大切さを深く痛感いたしました。
その後 岡山ワイナリーへ行きぶどう園を見たり、工場はお休みで製造工程は見れませんでしたが沢山のワインを試飲させて頂きました。
今日は一日比延地区の皆さんと楽しく交流ができて良かったです。
次回 比延地区定例会は7月9日鹿野町公民館で聴覚障がい者の丸山さんご夫妻に来て頂き手話を通してお話を聞かせていただきます。