「人権文化をすすめる市民運動」推進強調月間 比延地区講演会

8月10日(木)、鹿野町公民館で人権講演会が開催され、たくさんの方が参加してくださいました。

市民憲章朗唱に続き、小・中学生3名が人権作文の朗読をしました。

小学校3年生 坂本さん 『たいせつなともだち』

小学校4年生 徳岡さん 『手話のならいごと』

中学校3年生 武部さん 『人との関わりで思ったこと』

3名とも、体験をもとに自分の気持ちを素直に表現した素晴らしい作文を披露してくれました。

続いて、元新聞記者で写真家・ジャーナリストの國森康弘さんが「いのちのバトンリレー ~被災地・紛争地・在宅看取りの現場から~」と題し講演をしてくださいました。

國森さんが世界各地の紛争地、経済困窮地を回って撮影された写真や、国内の野宿労働者、東日本大震災被災者に取材されたことを紹介しながら命の有限性、継承性について語ってくださいました。また、取材された「看取り」の現場から、家族や地域の医者、介護支援専門員など専門職の方、地域のご近所さんなどの関わりの様子の写真や映像を見たり、関わり方についての話を伺ったりする中で、改めて「いのち」の大切さや「命をつないでいく」ことのすばらしさを感じました。自宅で最後を迎えたいと望む人は多いと思います。しかし、それが叶えられる人はかなり少ないのではないでしょうか。望む人が地域で命を全うできるためにはどんなことが必要なのか、地域の人たちとどんな関わり方をしていかなければならないのかを考えていきたいと思いました。