第4回日野地区人権教育推進員定例研修会
テーマは、「部落問題の今を見つめ、明日を考える ~結婚差別より~」です。部落問題に関わる差別や偏見について、自身を振り返るとともに、その実態を知り、この問題に対して正しく理解し、行動しようとすることと、インターネットのもつ危険性に気づき、自身がどのように向き合っていけばよいかを考えることが今回の学習ねらいです。
展開1 部落問題について、自身の学習経験を振り返る。
「あなたは、部落問題について学んだことがありますか。」
①学んだ(小学校、中学校、高等学校、その他)
②学んでいない
③覚えていない
※覚えていないという回答も数名ありましたが、学んでいないという回答はなく、各
学校や家庭、地域で学んだという回答が多かったです。
※推進委員が、現在、小学生や中学生が社会科の教科書でどのように学んでいるのかを紹
介し、部落差別問題の起源と歴史について、説明しました。
展開2 部落差別について考える。
「部落差別には、どのような差別や偏見があると思いますか。」
自由記述
※結婚差別という回答が一番多かったです。現在だけでなく、過去において差別や偏見があっ
たと思われる事柄についてもたくさんの回答がありました。
展開3 DVDを視聴する。「あなたに伝えたいこと」(約36分)
※30年以上にわたる地域改善対策が行われたことにより、生活改善など、ハード面の改善は進
みましたが、結婚差別や身元調査など、意識の面では依然として課題が残されていることを
扱った内容です。
展開4 まとめとして、じんけんパンフレット「Flat2020」より、2名の市民のみなさんの結婚差別に関わる体験談のインタビューを紹介する。
※インタビューを紹介したことで、部落問題は、私たちの周囲、日常生活の中に「ある」問題、「いま、ここ」にある問題であるというメッセージになったと思います。今日の学習での気づきを家庭また地域で語っていただくことをお願いして、まとめとしました。
次回、第5回定例研修会・人権講座は、令和3年3月12日(金)の予定です。
【12月5日(土)には市内見学(人権フィールドワーク)も予定しています。】