令和元年度重春地区人権教育協議会市外研修

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7月6日土曜日に重春地区人権教育協議会市外研修がありました。
今年は、岡山県にあります長島愛生園へ、ハンセン病問題についての学びに行きました。今年は28人の参加があり、和気あいあいとした楽しい雰囲気で行きました。
ハンセン病は、「らい病」と言われ体の温度の低い所、外気に触れる所に症状が現れます。特に皮膚に赤い斑点が出たり、毛が抜けたり、こぶが出たりしたそうです。また、末梢神経が侵され、瞼がマヒすることで目に障害が残ったり、体温調整ができず、熱さや痛みなど感覚が鈍くなり、手や足に大けがをおい切断しなければならなかったそうです。当時はらい撲滅運動、無らい県運動を推進し、治らない病気、うつる病気とされ国を挙げて隔離されました。そして、患者の家族共にひどい差別をされていましたが、治る病気、うつることがまずない病気と分かった後も、国は隔離政策をやめず、間違った知識の元、差別が続きました。
今は日本にはハンセン病患者はいません。長島愛生園にいらっしゃる方々は、ハンセン病回復者です。視覚障害や手足に障害が残っているのは、病気ではなく、感覚マヒの二次障害です。そういった、正しい知識を展示資料と共に学ぶことができました。


見学は、歴史館だけでなく、島内のフィールドワークもしました。島には30年前まで橋がなく、船で患者さんたちは送られてきました。今も残る桟橋や、脱走などの罪で入れられた監房跡、納骨堂に行きました。のどかな島の風景、穏やかな海、その向こうに見える本土を入居者の方はどんな思いで毎日見ていたのかと胸に熱いものがこみあげました。入試者の方はご高齢で、直接お出会いすることはできませんでしたが、ガイドさんから家族から離されて送られてきた子どものお話やDVDで入所者の方のお話を参加者みんなが食い入るように聞いていました。

おいしい牛窓のお昼ご飯も食べ、午後からはサッポロワイナリーに行きました。大きな学びあり、楽しみありの市外研修となりました。来年度もたくさんの参加をお待ちしています。